古河の大イチョウ(監物いちょう)
いわくつきの大イチョウ!
樹齢約400年、幹の周囲は約480センチで す。藤堂監物(けんもつ)の屋敷内にあったことから、通称「監物いちょう」ともいいます。明治3(1870)年、長谷部一(はじめ)と改称していた監物 は、庚午(こうご)の事変と呼ばれるお家騒動の責を負って27歳の若さで切腹しました。
銀杏は津藩士にとって火除け以上の意味があったように思われます。
この木を切ろうとした人は指が腐ってしまうとか、原因不明の発熱を起こして寝込んでしまうという話があります。
監物の霊が宿っているためかも知れませんが、 太平洋戦争の時の空襲で焼け出された数多くの人が、この木の下へ逃れて来てそのまま亡くなられたからだという話もあります。