ときのかね
子午の鐘 (ときのかね)
久居総合支所に近い、久居幸町に「子午(とき)の鐘」があります。
市の文化財に指定されているこの鐘は、1736(天文元)年に、当時の久居城下に時を知らせるための鐘としてつくられました。
1789(寛政元)年に、この場所に移されてからも、人々に時を告げてきたこの鐘の音色は、長く久居の自慢となっていました。
いまでは、地元自治会が管理するこの鐘は、6月10日の「時の記念日」と大みそかの、年2回つかれています。
また、この鐘の近くには、松尾芭蕉の句碑があります。
1778(安永7)年、建立されたというこの碑には、「道端(原文は、道ばた)の木槿(むくげ)は馬に喰はれけり」という芭蕉の句が刻まれています。
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【第7回 8.15津・平和の鐘 】
2024年8月15日、戦没者の追悼と世界平和、そしてコロナ禍の収束への願いを込めて津市内76カ所で❝8.15津・平和の鐘❞が鳴り響きます。
子午の鐘では、12時から1分間の黙祷の前にセレモニーが行われ、鐘撞は13時頃まで実施されます。