津市内で福の神を巡って御朱印を集める開運プチ旅 [津・七福神めぐり]で幸福を引き寄せる 全国各地にある七福神。「福の神」という字面だけを見てもなんだかいいことがありそうな気がします。七福神巡りをする休日の使い方ってご利益もありそうだし、なによりも気持ちのいい時間を過ごせそう。歴史の街、津にも開運の七福神があり、七福神巡りが歴史と文化探訪のプチ旅となります。今回はこの伊勢の津・七福神プチ旅をレポートします。 POINTS 歴史の街、津で開運をテーマにしたプチ旅七福神を身近に感じる贅沢なひとときちょっとした時間の合間に気軽に周ることができる気軽さがGood!名店グルメも併せて楽しむ素敵な時間 開運を引き寄せるため、まずは七福神について知っておく 日本人であれば知らない人はいないであろう七福神。お詣りするとなんだかいいことがありそう、って誰もが知っています。でも七福神をスラスラすべていえる人は半分くらい、「大黒様に、恵比寿様、毘沙門様に弁財天、それから…えっと…。」っていう感じでしょうか。その由来や生まれた背景、そしてご利益までの知識のある人は10人にひとりかふたりくらい。せっかくなのでちょっと七福神を深く知っておきたい、ということで[津の七福神]をご紹介する前に「七福神とはなにか」について少しだけ勉強しておきましょう。 七福神とは 「七福神」とは、福禄寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、恵比寿、寿老人、布袋尊の7柱の神様の総称。幸せを呼ぶ神様を「福神」といい、その人気グループ(チーム?)が七福神なのです。福神界、開運界のアイドルグループというとわかりやすいかもしれません。神様ごとに異なるご利益を持っているといわれているため、七福神のすべてを巡ってお参りをすることで大きな開運を引き寄せようというのが「七福神巡り」です。 由来 「七福神」は、神道、仏教、道教などのさまざまな信仰が結びついてできた、「なんでもいいものは取り入れる」包容力のある日本人ならではの民間信仰で、七つの幸福や繁栄をもたらしてくれる神々の総称です。その歴史には諸説あるようですが、先の「七福神はアイドルグループ」論でWikipediaの説明をわかりやすくお話するとこんなことになるようです。平安時代にプロデューサーである最澄という高僧が「大黒」君というインドから連れてきた(ヒンドゥー教)台所の神を比叡山でデビューさせたのきっかけ。人々に福を運ぶ魅力的な「大黒天」君はまたたく間に人気者になって日本中に知れ渡ることになります。そしてもともと日本で人気のあった神様「恵比寿天」君とデュオでデビューすることになりさらに人気が高まっていきます。そして京都出身で人々の心を奪っていた「毘沙門天」君がグループに加盟し「三神」というトリオグループとなって日本中を席巻することになります。そこに「弁財(辯才)」さんが加わり(毘沙門より弁財天の方が早い、という説もあり)、さらに中国のアイドル、「布袋」(仏教事務所)、「福禄寿」と「寿老人」(道教事務所)が加わって人々に福を運ぶ「七福神」というアイドルグループが完成した、という説が有力なようです。(神様を君、さん付けにして申し訳ございません)もともと元日から七草がゆを食べる1月7日までに七福神を巡るとめちゃくちゃいいことがある、とされていましたが、歴史の中で新年だけでなく節分などの節目に訪れるといい、となり、さらには「いつ行っても開運スポットにかわりはない」と年中無休の風習に変わってきています。この信仰は、日本人の文化や伝統に根付いており、多くの日本人の心と風習に沁みついています。 七福神の巡り方 伊勢の津・七福神にはめぐる順番はありません。スケジュールに合わせて自由に開運を引き寄せてください。伊勢の津は七福神のうち四福神が津市の中心部に集まっています。この4つのお寺・神社を巡るのは徒歩で十分。行程約4kmのウォーキングでご利益を引き寄せることができます。【ウォーキングで四福神を巡る】津駅▶初馬寺▶四天王寺▶津観音寺▶高山神社▶津新町駅【車で七福神すべてを巡る】「やっぱり七福神は全部めぐらないと!」という方は車でどうぞ。1日あれば楽々ですべての福の神に会うことができます。北から巡るのもよし、南から巡るのもよし。近辺には美味しいグルメスポットもたくさん。ランチの都合などに合わせてスケジューリングしてください。地図などの詳細は最下段に「伊勢の津七福神霊場会」の公式ホームページリンクからどうぞ。 七福神巡りの楽しみのひとつは福の神様たちの御朱印を集めること。ちょっとした遊園地のスタンプラリー気分でプチ旅気分も盛り上がります。伊勢の津七福神の神社仏閣には七福神の御朱印を集めるための色紙(写真)が用意されています。1枚1,000円、ちょっとかわいい七福神が待っています。(御朱印をいただくには別途お納めする必要があります) 津の七福神 津の歴史は古く、古都として知られる京都や奈良と比べても遜色はありません。 津市内、由緒ある七つの神社仏閣を巡拝していただく中で、『歴史ある津の町を多くの方々に知ってほしい』という願いを込めて「伊勢の津七福神」は開創されました。と、伊勢の津七福神霊場会のホームページにもあるように、津は古くから日本有数の港(安濃津)として繁栄した長い歴史と文化に彩られた街。江戸時代には「築城三名人」の一人として代々の将軍から愛された藤堂高虎公によって築かれた津城の城下町として栄え、伊勢神宮への参拝客で賑わっていた趣のある街でもあります。こういった歴史から津には国宝級の仏様・神様の偶像が数多く残されており、伊勢の津七福神を巡ることで、その歴史と文化に触れる感動的な出会いがきっとあるはずです。ひとりで、友人と、家族で、一日かけて日本の歴史を感じる感動の時間をすごす、出張や何かのついでの時間に近くの「福神」を訪れてみる。楽しみ方はいろいろ。日本古来から続いている7人の開運アイドルグループと会うプチ旅を楽しむ時間を過ごしてはいかがでしょうか?伊勢の津七福神霊場会の公式ホームページのリンクを最下段に貼り付けますので、地図などの情報を知りたい方はチェックしてください。 伊勢の津・七福神 第一[毘沙門天] 津観音寺 毘沙門天とは ご利益:必勝祈願・商売繁盛毘沙門天は武将の姿をしたちょっと強めの守護神。右手に宝棒と呼ばれる武器、左手に仏舎利(ぶっしゃり:釈迦の遺骨)の入った宝塔を持って、邪鬼を踏みつけています。商売繁盛や厄除け、そして戦いに勝つための福神としてご利益があるとのこと。踏みつけられた邪気のなんともいえない顔の表情はじっくりと見る価値あり、です。 写真提供:ふがまるちゃん|三重フォトギャラリー 津観音寺 津観音寺は津の真ん中といわれる大門にあります。正式名称を「恵日山(えにちざん)観音寺大宝院」。ちょっと寂しくなったもののまだまだ元気なシブめの店が多い大門商店街の突き当りに位置します。敷地に足を踏み入れると、少し空気が変わるのがわかります。さすが日本三大観音(津・大須・浅草)、清々しいのに厳かな感じ。正面には立派な観音堂、そして向かって左奥には五重塔、その手前には大仏様?が鎮座。お目当ての毘沙門天は正面の観音堂にいらっしゃいます。津観音寺は日本有数の観音様である聖観音立像をはじめとした多くの仏像が祀られているパワースポット。多くの立派な仏像の中から毘沙門天を探してお詣りするのも楽しみの一つかもしれませんね。(事務所で聞くと親切に教えてくれますよ) 1300年の歴史を誇る名刹。浅草・大須と並んで日本三観音の一つ。庶民から『津の観音さん』と親しまれ、付近には県を代表する門前町を形成。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にも賑いの様子が記されている。歴史ある多くの文化財、県内唯一の木造五重塔を所有。※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 恵日山観音(津観音)住所:津市大門32番19号電話:059-225-4013More » 第二[辯才天] 円光寺 伊勢の津七福神HPより 辯才天とは ご利益:技芸上達・学業成就・豊穣・開運辯才(弁財)天は七福神の紅一点で学問や芸術の守護神。学業成功や芸術の才能開花を象徴する女神として崇められるだけでなく、豊穣や開運としても崇拝されています。辯才様が祀られる場所はパワースポットとして知られており、訪れる人を成功と幸福に導くとされています。 写真提供:ふがまるちゃん|三重フォトギャラリー 円光寺 室町時代初期に建てられたとされる円光寺。いつもはひっそりとしたこの寺が秋の紅葉シーズンには少しだけ賑わいます。津市の紅葉の名所として知られており、本堂を囲むように色づくカエデを目当てに多くの人が訪れるためです。ここはNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の主人公、江ら浅井三姉妹が住んでたことでも有名な伊勢上野城の隣に位置しており、浅井三姉妹も訪れていたのではないか、と言われているお寺。そういわれてみると、なんだか厳かな気分になってきたりします。円光寺の裏手に車を置いて階段を少し下るとすぐに本堂なのですが、本堂を左手に見ながら通り過ぎて右手にある山門をくぐって一度外に出てみることをお勧めします。振り返ってみると、緑の木々と山門が溶け込んだ素晴らしい景色を楽しむことができます。特に秋の紅葉シーズンはこの上ない幸せな景色が広がっています。辯才天はお堂の中。社務所でお願いをして見学させいてもらってください。琵琶を持った少しロックな感じの神様に会えるはずです。帰りに(行きでもいいけど)道の駅[津かわげ]に寄る、がおすすめ。津の美味いものが勢ぞろいしています。 写真提供:ふがまるちゃん|三重フォトギャラリー 延文3年(1358年)開山の臨済宗の禅寺。三代将軍家光の母、お江が幼少時に母お市の方、姉の茶々、初と共に過ごした伊勢上野城跡内にあり、当時の城主分部氏の菩提寺。梅雨頃の沙羅双樹、秋の紅葉が美しい。 ※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 円光寺住所:津市河芸町上野2861電話:059-245-4132More » 第三[恵比寿天] 初馬寺 恵比寿天とは ご利益:商売繁盛・豊漁恵比寿天は七福神の中で唯一の日本の神様。商売繁盛や豊漁の神として信仰されています。幸せそうな鯛を掲げたポーズは親しみやすい姿の漁業の神であり、また商売繁昌の神様としても信仰が厚いのです。その幸せそうな「恵比寿顔」は多くの人に幸運と繁栄をもたらすとされています。左手に鯛をかかえ、右手に釣竿を持つ愛らしい姿は特に商人や漁師に親しまれ愛されています。 初馬寺 初馬寺は正式には「馬寶山蓮光院初馬寺」といい、津駅から徒歩3分のところにあります。創建614年。御本尊は聖徳太子42歳の厄年に自ら刻んだと伝わっている馬頭観世音菩薩。大日如来座像と阿弥陀如来座像は国の重要文化財に指定されている、という駅近、お手軽なお寺とは思えない重厚さです。通称は「津の初午さん」。江戸時代は津藩主藤堂家の祈願所となったお寺です。恵比寿様は門を入ってすぐ、真正面にいらっしゃいます。となりには(というかおそらくこちらがメイン)魚籃観音像が立派に微笑んでいます。恵比寿像はちょっと新しめの感じですが、なにしろ「恵比寿顔」がいい。ぜひ1分間にらめっこしてみてください。気分が和らいできますよ。 推古22年(614年)聖徳太子創建、通称『津の初午さん』。四天王寺建立の際、病に罹られた太子が馬頭観音を自ら刻み病気平癒の祈願をされた草堂を起源とする。重文の大日如来・阿弥陀如来坐像は3月の厄除け初午会式で、ご開扉される。※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 初馬寺住所:津市栄町3-210電話:059-227-3632More » 第四[寿老神] 高山神社 寿老神とは ご利益:延命長寿・安寧・繁栄1,000歳とも1,500歳ともいわれる寿老人は天下泰平のときにしか見えない南極老人星の化身といわれ、長寿と幸福の象徴。微笑みをたたえ、手には巻物や桃を持ち、鹿を従えた姿がなんとも平和な神様、という感じ。団扇は難を払い、桃は長寿のしるしで、鹿もまた長寿の象徴なのだそうです。寿老人へのお詣りは、長寿の祝福を受け、幸福な人生を迎えるとされ、また厄除けや願い事成就にも期待されています。 高山神社 呼び方は「たかやま」ではなく「こうざん」。津市発展の礎を築いた開祖である藤堂高虎を祀っており、高虎公の「高山居士」のおくり名に由来する神社です。津市の市役所の近く、津城本丸址の横にあって、津市の商工業の守護神なのだそうです。遷宮や空襲、公園整備などの関係で数度移転したということで、現在は建物や駐車場に囲まれたところに位置しています。しかし、鳥居をくぐると少しだけ空気が変わった感じが。地元の人々、特に商人たちから「こうざんさん」と慕われている理由がなんとなくわかったりします。正面の本殿に近づくほどに視野は緑色の木々で埋め尽くされてきて神聖な気分が盛り上がってきます。(本殿奥が津城址の公園)ご利益のある福神、寿老神様は本殿に向かって左の社務所に鎮座しており、社務所に声をかけると快く中にいれて見学させてくれます。寿老神が小さいのに少しびっくりしますが、よーく、じっくりと拝見させていただいてください。神様の微笑み、鹿の表情が心を癒してくれますよ。 戦国時代の名将・藤堂高虎の居城跡の麓で高虎公をお祀りする神社。一帯は本丸・西の丸・内堀の一部と共に、日本庭園を含むお城公園として整備され、桜の名所としても有名な憩いの場となっている。※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 高山神社住所:津市丸之内27-16電話:059-225-8558More » 第五[福禄寿] 結城神社 福禄寿とは ご利益:子孫繁栄・財運・長寿福禄寿は道教の3つの願い、福(子に恵まれる)、禄(財産)、寿(健康長寿)の三徳をひとつにした神様。背が低く長頭で長い髭、さらに大きな耳たぶが特長で、杖に経巻を結んで鶴を伴っているのが基本のお姿だそう。これは仙人がモチーフで招徳人望の神様だから。豊かに健康で長生きしたい、という人々の基本的な願いをかなえてくれる神様として人気です。 結城神社 結城神社が祀るのは結城宗広という鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての武将。結城宗広は後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕運動に参加、建武の新政以後の南北朝時代にも南朝方で戦い、京に攻め上がって帰国の途中で難破して津にたどり着いいたのが津との縁、というのが「太平記」の記述。その縁からここに神社が作られたのだそう。(実際には愛知県知多郡篠島という説が強い)ここは古くから結城の森と伝えられ、結城塚とか結城明神とよばれて崇められているパワースポットでもあり、華麗なしだれ梅でも有名です。毎年2月からの梅まつりは一見の価値あり、です。さてここにいらっしゃる七福神は福禄寿天。本殿の奥深くに鎮座しています。残念ながら近くでお参りすることができませんが、遠くからでもオーラを感じられる(ような)お姿を見にいかれてはいかがでしょうか。 写真提供:ふがまるちゃん|三重フォトギャラリー 太平記で名高い結城宗広公を祀る。境内には紅、桃、白、一重、八重の梅があり、なかでも300本のしだれ梅が有名で、毎年2月~3月の開花期には多数の花見客で賑わい、また正月には多くの参拝者が訪れる。※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 結城神社住所:津市大字藤方2341電話:059-228-4806More » [第六]布袋尊 安楽寺 布袋尊とは ご利益:笑門来福・財運・商売繁盛・夫婦円満・子孫繁栄布袋尊は七福神の中で唯一実在した仏僧であるにもかかわらず出身地も俗姓も不明な少しミステリアスな神様。本名は契此(かいし/または釈契此)。常に袋を背負っていたので「布袋様」となったとのこと。いつも笑顔を絶やさず人々に接していた人で、大きな袋に入っている宝物を信仰の厚い人に配っていたということから、笑門来福、財運、商売繁盛、夫婦円満、子宝の神として信仰が厚い。 安楽寺 西暦919年に醍醐天皇の勅願により建立された約1100年を超える歴史があるお寺、安楽寺。春は桜、藤の花を静かに神聖な空気のもとに楽しめます。まずは階段の上にそびえたつ鐘楼門は一見の価値あり。細かい装飾にまで重きを置いた造りはまさに芸術的です。中にある銅鐘は口径1メートルもあります。ご立派。本堂には桧寄木造りの本尊「薬師如来坐像」が。総高140cmもある、こちらもご立派な芸術品です。布袋様は、その本尊の隣の部屋にいらっしゃいます。渋い色をした布袋様の笑顔は「笑う門には福来る」という格言を思い出させてくれるのでした。駐車場は境内奥にあります。鐘楼門を左手に見ながら奥に進んでください。 醍醐天皇が延喜19年(919年)藤原仲平に勅命を下して日本六十余州毎に創立せしめられた安楽寺の一つ。入り口の鐘楼門は一見の価値あり。ご本尊は薬師如来坐像。また当寺の烏瑟沙摩明王は昔より下半身の仏様として多くの方が、病気平癒のほか、子宝祈願や安産祈願に訪れる。※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 安楽寺の鐘楼門住所:津市一志町波瀬2284電話:059-294-7523More » 第七[大黒天] 四天王寺 大黒天とは ご利益:五穀豊穣・開運・出世・商売繁盛大黒天は七福神最初の神様といわれるファーストメンバー。インド神話から出た神様で、元は荒々しい姿をしていましたが、中国を経て日本に伝わる間に打ち出の小槌を持ち大袋を背負った「台所の神」としての穏やかな姿になったとされています。日本では現在、五穀豊穣や開運・出世・財運向上などの神様として知られています。 四天王寺 正式には塔世山四天王寺。津駅から徒歩10分、三重県の官公庁に挟まれるようにある四天王寺。津市の有形文化財でもある山門をくぐると一気に1400年前の空気に変わってしまう不思議な感覚を感じます。四天王寺は推古天皇元年(593)に聖徳太子が建立した日本仏法最初の官寺(律令制下で国家の管理を受けた寺)。なかなかの歴史なのであります。『日本書紀』によれば、物部と蘇我の合戦で蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために四天王に祈り「戦いに勝利したら四天王を安置する寺院を建立しての人々を救済する」と誓願し、勝利の後に誓い通りに建立した4つの四天王寺のうちのひとつです。織田信長のご母堂の墓もあるという歴史深いこのお寺には数多くの宝物が治められています。これを見てまわるだけでも四天王寺訪問の価値あり、ですね。目的の大黒天は本堂の向かって左手奥にいらっしゃいました。その堂々たる姿はちょっと感動モノです。ほんと、見るだけでいいことがありそう。この大黒様は顔が3つある三面大黒天。三面とは「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」の三面なので、実はこのお寺だけで三福神は制覇してしまうということになります。この三面像は織田信長も祈願したといわれているそう。ありがたい大黒様です。駅近のわりに静寂さに囲まれた境内でのひとときはおすすめの時間です。 聖徳太子が全国に建立した四つの四天王寺のうちの一つ。1000年以上もの間、伊勢街道を行く旅人の安全を見守ってきたこのお寺には、織田信長・信包(安濃津城主)や市の母であり、江の祖母である土田御前のお墓がある。三面大黒尊天は織田信長公祈願のもの。 ※引用「伊勢の津七福神」HP記事の最後にリンクボタンがあります。 宗教法人 四天王寺住所:津市栄町1丁目892電話:059-228-6797More » 伊勢の津七福神霊場会HPリンク 伊勢の津七福神霊場会 地図などは公式ホームページで http://isenotsu7fukujin.net/