しんだいぶつじ

新大仏寺

奈良東大寺の全国7別所のひとつです。

新大仏寺は、源頼朝公が後鳥羽法王の勅願寺として開かれた東大寺の別所で、
全国に7カ所設けられた内の伊賀別所として、俊乗坊重源上人が建仁2年(1202)に創建しました。
新大仏寺と称する所は重源上人が東大寺に敬意をはらって寺の名前に新の一字を加えたものです。
本尊は鎌倉時代の大仏師・快慶作の大仏像で『阿波の大仏さん』と昔から親しまれており、
総高4mを超す檜造の大作で、国の重要文化財に指定されています。
新大仏寺には、国の重要文化財をはじめ、三重県文化財や伊賀市文化財に指定された
数々の文化財が安置されています。国重要文化財の一つ「重源上人像」は、全国に4体しかなく、
東大寺・浄土寺(兵庫県)・阿弥陀寺(山口県)と新大仏寺だけだそうです。