いがうえのじょう うえのこうえん
伊賀上野城(上野公園)
大阪への備えは万全 高虎の白鳳城
上野城は、白い三層の美しい城郭が鳳凰が翼を休める姿に見立てられ『白鳳城』とも呼ばれています。
築城の名手『藤堂高虎』が1608年に伊勢国津藩(三十二万石)の藩主に着任し、五層の天守閣を建設しますが、慶長17年(1612)当地を襲った大暴風で倒壊。
現存する天守閣は昭和10年に復元されたものですが、石垣と内堀は高虎が築城した当時のままです。
なんと、石垣は日本1、2の高さを誇ります。(@_@)
そして、天守閣には横山大観、川合玉堂をはじめとする著名人の天井画があります。
【上野城豆知識】
城跡は昭和42年12月27日に国の史跡名勝記念物に、天守は昭和60年3月18日に伊賀市有形文化財に指定されました。
天守台にある3層3階の天守は昭和初期築の模擬天守で、正式には「伊賀文化産業城」といいます。
内堀の石垣は30mという日本有数の高さを誇り、美しさも兼ね備えています。
また、この石垣は黒沢明監督の映画【影武者】のロケ地としても使われました。