ひかわせきぶつぐん
日神石仏群
平六代君の墓
平維盛の嫡男六代君(ろくだいぎみ)は、美杉町太郎生の日神にも、落ち延びてきたという伝説が残っています。
日神の仲善寺の西方墓地に、昭和44年(1969)3月28日に三重県指定文化財にされた「日神石仏群」があります。石仏群は像高約70cmの阿弥陀如来像を中心に、鎌倉末期から室町初期頃の阿弥陀、薬師、地蔵などの立像が並んでいます。この中に六代君の墓と伝えられる五輪塔2基があります。高さ約100cmで鎌倉末期頃の優品です。これらの石造物はいずれも地元で産出大洞石(おおぼらいし)と呼ばれる溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)で造られています。